NCASTとは・JNCASTとは

NCASTとは

NCAST(Nursing Child Assessment Satellite Training)とは,乳幼児期の親子相互作用や関係性をアセスメントする尺度であるNCATS(Nursing Child Assessment Teaching Scale)とNCAFS(Nursing Child Assessment Feeding Scale)を学ぶプログラムのことです。
NCASTプログラムは,米国ワシントン大学看護学部のK. Barnard博士らによって開発されました。親子の健やかな成長を支える最も重要な要因として乳幼児期の親子相互作用・関係性に着目し,それをアセスメントし支援に結びつけるためのツールとしてNCATSとNCAFSが開発されたのです。ここでの親とは養育者全般を指し,子どもの養育を担当する両親や祖父母,そして子どもに関わる看護師や保育士等の専門家も含まれます。
NCATSは養育者が教えながら遊ぶTeaching場面について,NCAFSは授乳や離乳食といったFeeding場面について,親子の相互作用をアセスメントする尺度です。これらは行動科学の手法を利用した行動観察に基づく尺度で,設定された項目について該当するか否かを判定し(「はい」か「いいえ」の判定),該当すれば(「はい」となれば)得点が得られます。各項目の内容は,客観的な行動指標によって定義されており,信頼性の高いアセスメント結果を得るためには,観察者が十分にその定義を理解・習得することが必要となります。そのため,NCASTを利用するには,厳密な観察者訓練を経て使用認定を受ける必要があります。
NCATSとNCAFSは,どちらも6つの下位尺度から構成され,養育者の側面と子どもの側面それぞれについて得点が得られます。

    養育者に関する下位尺度は次の4つです。

    • 子どものCueに対する感受性(Sensitivity to Cues)
    • 子どもの不快な状態に対する反応(Response to Child’s Distress)
    • 社会情緒的発達の促進(Social-Emotional Growth Fostering)
    • 認知発達の促進(Cognitive Growth Fostering)

    子どもに関する下位尺度は次の2つです。

    • Cueの明瞭性(Clarity of Cues)
    • 養育者に対する反応性(Responsiveness to Caregiver)

    JNCASTとは

    JNCASTとは,米国ワシントン大学看護学部付設のNPO法人であるNCAST-AVENUW(NCAST本部)との法的契約に基づいて開発された日本語版NCATS(JNCATS)と日本語版NCAFS(JNCAFS)を提供するプログラムです。NCAST-AVENUWより認定されたJNCASTインストラクターが定期的に講習会を開催し,JNCATSとJNCAFSの普及活動をおこなっています。

    NCAST-AVENUWと日本NCAST研究会のパートナーシップ

    JNCAST-AVENUW(米国NCAST本部)のDirector of Educationであるデニース・フィンドレイさん(Denise Findlay)からのメッセージ